東京十和田会トップ 結成からの歩み 東京十和田会概要 年間行事 お問い合わせ 十和田市ホームページ 奥入瀬温泉活性化協議会

会報: 2009年1月アーカイブ

東京十和田会結成から24年

五代会長 野呂 義春

東京十和田会は、昭和61年2月15日設立総会が市ヶ谷会館において開催され結成されました。

その経緯は、下佐剛氏(三高)が中心になり、三農(升舘広美)、十和田工業(沢尻広美)同窓会支部を主体に話が進められ、大久保順三先生、弁護士の立崎亮吉氏、佐々木秀宜氏に相談しながら、煮詰まってきた段階で、中村亨三十和田市長をはじめ十和田市幹部との懇談会を経て、下佐氏が設立準備委員長に就任、設立に向けて始動しました。

この間、妻神雪江さん、中野渡うめさん、五十嵐八代榮さんの女性パワーが加わり、きめ細やかな会の構想が出来上がり、1年間の準備後に目出度く設立に漕ぎ着け、設立総会には120名が集まり盛大に行われました。

歴代会長は、初代が下佐剛氏、以下、立崎亮吉氏、佐々木秀宜氏、阿部光成氏、野呂義春と続いています。(現在、小原武夫氏)

印象深い総会としては、第10回記念総会が熱海市つるやホテルで行われ、折から十和田市制施行40周年に当たり、記念ツアーとして地元十和田市から市議会議員、一般市民がバス2台で参加し盛大に開催されたことです。

会では親睦と見聞を兼ね、年1度の旅行を行っています。大体は関東一円ですが、郷土十和田市を数回訪問しました。なかでも平成16年、市制施行50周年記念では、バスを貸切り30名が記念式典に参加し歓迎レセプションに望み友好を深めました。同時に、本会の創立20周年を記念して、高森山称徳館敷地に記念植樹(オオヤマザクラ)をしました。

そして、平成17年4月1日、十和田市と十和田湖町が合併し、新十和田市が誕生して4年目になりますが、郷土の発展のため思いを馳せ、小さなことでも協力していきたいと思います。

前十和田市長 中野渡春雄

新年あけましておめでとうございます。

東京十和田会の会員の皆様には、清々しい新年をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。

十和田市では、十和田八幡平国立公園の十和田湖、奥入瀬渓流をはじめとする豊かな自然環境と近代都市計画のルーツといわれる整然と区画された美しい街並みが調和した市として、「感動・創造都市 ~人が輝き 自然が輝き まちの個性が輝く理想郷~」を将来都市像に掲げ、着実にまちづくりを進めているところであります。

さて、昨年、十和田市内に新しい3つの施設がオープンいたしました。

1つは市立中央病院新本館の開院です。地域の中核医療の中心となる「市立中央病院」は、昨年5月7日に新本館が開院し、西病棟の改修や東棟の解体などを進め、今年6月にグランドオープンとなります。また、一昨年10月には全国初となる「がん総合診療外来」を開設、昨年には最先端の定位放射能治療器も導入し、がん治療の地域拠点としての役割も担って参ります。

2つ目は、官庁街通りという屋外空間を舞台に、通り全体をひとつの美術館に見立て、多様なアート作品を展開していく「官庁街通り・野外芸術文化ゾーン」の中核施設であります、十和田市現代美術館が昨年4月26日に開館いたしました。世界的な建築家の西沢立衛氏の設計によるものであり、そのあらゆる空間に国内外のアーティストが本美術館のためだけに制作された作品を展示しております。累計入場者数(常設・企画の計)も開館後4カ月で10万人を突破しております。本年も引き続き美術館向跡地他の整備及びシンボルアートの設置を行い平成22年春の全体完成を目指します。

最後に、高森山に整備を進めておりました「パークゴルフ場」が昨年4月にオープンとなり、市内県外から多数の方が訪れております。

また、地元の高校を舞台とした、映画「三本木農業高校、馬術部」が昨年10月4日に全国東映系で公開となりました。この映画は、撮影の大半を当市で撮り、当市の四季折々の風景が感じられる映画となっておりますので是非ご覧いただきたいと存じます。

本年も、市民とともに、魅力と活力あるまちづくりに取り組んで参りますので、皆様のご支援ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

結びに、東京十和田会の益々のご隆盛と会員の皆様のご多幸ご活躍を心からお祈念申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。

米・野菜・畜産を3本柱に

十和田おいらせ農業協同組合
代表理事組合長 程川節男

東京十和田会会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。清々しい新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。

当JAは、昨年4月1日、十和田市のJA十和田市とおいらせ町のJAももいし、JA下田町の3JAが合併して「JA十和田おいらせ」として新たなスタートを切りました。

新JAは、地元十和田市とおいらせ町の恵まれた自然を生かした「米・野菜・畜産」を3つの柱にした複合経営によって、新たな地域農業の振興と発展を図っていきます。特に野菜は、十和田市のナガイモやニンニク、長ネギなど、おいらせ町のダイコンやニンジン、キャベツ等を中心に、消費地から指名されるような「安全・安心」な産地づくりを目指して行きます。

現在、地元農業を取り巻く情勢は、原油価格高騰による肥料価格等の資材費の値上がりが続くことに加え、販売面においても、全国的な消費の冷え込みなどで厳しい状況にあります。会員の皆様方におかれましては、ご用命の際には地元十和田産をご指名下さいますようお願いいたします。

また、地域から選ばれるJAを目指していく上で、経営基盤の強化と改善が求められており、更なる経営基盤の強化を目指した、次のステップの合併実現に向けて取り組んで参りますので、各位のご支援を心よりお願いいたします。

結びにあたり、東京十和田会の皆様の益々のご活躍とご健勝をご祈念申し上げ、新年のごあいさつと致します。

まちづくり会社設立構想

十和田商工会議所会頭 石川正憲

新年明けましておめでとうございます。

東京十和田会の会員の皆様方には、平成21年の新年を清々しくお迎えのことと心からお喜び申し上げます。

さて、昨年の経済を顧みますと、住宅サブプライム問題に端を発したアメリカ経済減速の波がアジア経済へも影響、その後、リーマン・ブラザーズの破綻等を契機にアメリカ金融システム不安を引き起こし、世界経済、日本経済へも影響を与えました。また、原油・原材料高で収益も悪化した企業も多く、消費者においてはガソリン・灯油などの燃料高、食の安全問題等もあり個人消費にも影響を与えた一年でした。当地域におきましても景気が回復する前にこうした問題が続き、当商工会議所会員企業にとっても大変厳しい年となりました。

経済環境が厳しい中、現在、商工会議所が取り組んでいる地域の政策課題は多岐にわたっておりますが、その一つに中心市街地活性化があります。まちづくりの最後のチャンスと捉え、市民の皆さんから提案された取り組み事業を生かした、官民協働の「まちづくり会社」の設立に向けて現在取り組んでいるところであり、十和田会の皆様からも、まちづくりについてのご意見をお聞かせ願えればと思っております。

このような中、昨年当市では、新たな事業としてお盆中の8月16日に、稲生川上水150周年を記念し36年ぶりに「灯ろう流し」を復活いたしました。たくさんの市民の方々にご参加いただき、大勢の見物客で賑わいました。灯ろうながしについては、今後も継続してほしいという市民の声も多くあり、毎年8月16日には開催していきたいと考えておりますので、お盆に帰省した際には是非ご参加していただき、ご先祖様の供養をしていただければと思っております。

ところで、昨年、当市が自慢できる「日本の道百選」駒街道に新たな名所が加わりました。十和田市初の「現代美術館」ここでしか見ることのできない国内外の22の恒久設置作品が展示されております。その美術館で、当市でも活躍中の和田光弘氏(東京十和田会副会長)の写真展が「都市と記憶」と題して9月中旬から10月中旬まで開催されました。十和田市の過去の記憶を写真で紹介していただき、十和田市にとって大切な思い出の財産となっています。さらに、10月12日には第2回「月がとっても青いから全国カラオケ大会が、ことしも菅原都々子さをゲストにお迎えし、市民文化センターで盛大に開催されました。全国からカラオケフアンが集い、その歌声を披露していただきました。このような郷土出身の方々が当市においてもご活躍していただけることに感謝しております。

また、昨年の10月4日には待望の地元三本木農業高校を題材にした盲目の馬(コスモ)と馬術部女子校生との感動の実話「三本木農業高校、馬術部」が全国ロードショーとなりましたが、皆様見にいかれましたか。本も出版されておりますので是非ご覧になって、ふるさとを思いだしたて頂きたいと思います。

その他、いよいよ待望の新幹線が来年には開通予定です。十和田市は十和田湖、奥入瀬、八甲田、官庁街通りなど他の都市には類を見ない大自然があります。新幹線を利用し、そのチャンスを生かせるようなサービス・ブランド構築できるよう努力して行く所存です。

結びになりますが、東京十和田会の皆様の今年一年のご多幸と、益々のご活躍・ご健勝を心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

演歌歌手への"回り道"

近江綾

新年明けましておめでとうございます。東京十和田会の皆様には、日頃より大変お世話になっており、心より感謝申し上げます。

私、近江綾(本名は小山石富美子)は、青森県は十和田市藤島字小山というところで、畜産業と農業を営む小山石家の三女として生まれました。

物心ついた頃には、歌や踊りが大好きで、祖母が温泉場に民謡を聞きに行く時は、一緒に連れられ、小学生でありながら心地良く聞いていたことを思い出します。

小学校2年生のとき、小林幸子さんの「思いで酒」を歌い、どうしたらうまく歌えるのだろうと真剣に思ったりしました。

テレビの歌番組みが好き、知らない歌でも口ずさみ、一緒に見ている姉に「知っているの?」の問いに、「しらないけど」というと、姉は「だったら静かに聴いてよ」と云われたものです。

とにかく演歌が大好きで、今考えるとちょっと変わった子供でした。

高校受験後自分の進路を決める際に「歌」ということも脳裏をかすめましたが、何といっても父が厳しく、OKの出ないことは容易に想像されました。

そこで職業につく決心をし、高校卒業後、美容学校に通うため故郷を離れ、盛岡の専門学校に一年通い、その後、東京都八王子市にある美容室に十数年間勤務させて頂きました。

美容師になった頃は、将来自分のお店を出そうと思う気持ちで、毎晩お店が終わってからの技術訓練、休みの日も講習三昧でほとんど休むことなく、仕事を覚えることに必死でした。そんな日々を過ごし、気付くと十数年が経っていました。

六年前のある日、市川昭介先生審査のカラオケ大会の応募のポスターが目にとまり、無性に出てみたいと言う衝動に駆られ、お店の人に「出場したいけど、でも土曜日休むわけにはいかないし・・」なんて話していました。

ところが予想に反し「出てみれば良いじゃない」と言ってくれました。歌の大好きだった私に火が付いてしまい、大会に出るためにとカラオケ教室に通い始め、教室の大会で優勝させていただきました。それを機に、教室の大元であるデビュー曲を書いて下さった五城美穂先生の個人レッスンを受けるようになりました。

その後も色々な大会で出場させて頂き、何度かの優勝を頂いたころ、五城先生から「あなたをデビューさせるから」と言われ、美容師をしていたので戸惑いましたが、子供の頃の夢が叶うと思うと嬉しくて仕方がありませんでした。

しかし、難関がありました。それは厳しい父親を説得できるかです。たぶん「何のために東京へやったんだ!」と雷の落ちることが必定です。

でも、悩んでも仕方ないので思い切って手紙を書きました。しかし音沙汰は一切ありません。兄に恐る恐る電話で聞いてみると、あんのじょう、「何を考えているんだ!あのバカが!」と怒っていたそうですが、兄の説得が効を奏したか、何となしに歌への道が開かれていきました。

2003年「はなれて津軽」でデビューさせて頂き、その年の6月に、十和田市で歌う機会があり、両親が初めて私のステージを見て、「富美子は本当に歌が好きなんだ」と分かってくれたようで、今では一番の応援者で感謝しております。

2003年のデビュー以来、インディーズとして7曲を発売してきました。昨年5月には、やっと念願が叶い、メジャーデビューとして、日本エンカフォンレコードより、新曲「三つ葉葵の渡り鳥」「奥入瀬悲歌(エレジー)」を全国発売させて頂きました。

それを記念して、昨年6月15日には、故郷十和田市の十和田市民文化センターにおいて、九百人近いお客様にお越し頂き、「近江綾メジャーデビュー記念コンサート」を開催させていただきました。

東京では、10月31日に中野サンプラザで行われました「歌の祭典」(千葉テレビ収録)には、十和田会の皆様が応援に駆けつけて頂きました。

今年も、新曲「三つ葉葵の渡り鳥」「奥入瀬悲歌(エレジー)」を持って精一杯頑張って参ります。

後援会のことですが、十和田市にはありますが、東京にはまだありません。小又昇さん(十和田工業出身)が中心になり有志の皆様に働きかけ、結成に向けて準備中で近々結成の運びになりそうで、本当に有難いことで心から感謝の気持ちで一杯です。

また、3月22日(日)東京、蒲田駅東口にあります「三井ガーデンホテル蒲田」にて"近江綾ふれあいランチショー"を正午から開催いたします。(会費1万円)私にとっては初めての試みですが、是非成功させたいものとスタッフ一同頑張っております。

ご希望の方は事務局(電03-3739-5519小又)までご連絡ください。

ずいぶんと回り道をした演歌歌手ですが、これからもよろしくご支援のほどお願い申し上げます。

 


十和田湖や奥入瀬渓流の豊かな自然に恵まれ、八甲田の裾野に拓けた十和田市の出身者で集う東京十和田会のホームページです。




  「B‐1グランプリ」は一般社団法人愛Bリーグ本部の登録商標です。