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まちづくり会社設立構想

十和田商工会議所会頭 石川正憲

新年明けましておめでとうございます。

東京十和田会の会員の皆様方には、平成21年の新年を清々しくお迎えのことと心からお喜び申し上げます。

さて、昨年の経済を顧みますと、住宅サブプライム問題に端を発したアメリカ経済減速の波がアジア経済へも影響、その後、リーマン・ブラザーズの破綻等を契機にアメリカ金融システム不安を引き起こし、世界経済、日本経済へも影響を与えました。また、原油・原材料高で収益も悪化した企業も多く、消費者においてはガソリン・灯油などの燃料高、食の安全問題等もあり個人消費にも影響を与えた一年でした。当地域におきましても景気が回復する前にこうした問題が続き、当商工会議所会員企業にとっても大変厳しい年となりました。

経済環境が厳しい中、現在、商工会議所が取り組んでいる地域の政策課題は多岐にわたっておりますが、その一つに中心市街地活性化があります。まちづくりの最後のチャンスと捉え、市民の皆さんから提案された取り組み事業を生かした、官民協働の「まちづくり会社」の設立に向けて現在取り組んでいるところであり、十和田会の皆様からも、まちづくりについてのご意見をお聞かせ願えればと思っております。

このような中、昨年当市では、新たな事業としてお盆中の8月16日に、稲生川上水150周年を記念し36年ぶりに「灯ろう流し」を復活いたしました。たくさんの市民の方々にご参加いただき、大勢の見物客で賑わいました。灯ろうながしについては、今後も継続してほしいという市民の声も多くあり、毎年8月16日には開催していきたいと考えておりますので、お盆に帰省した際には是非ご参加していただき、ご先祖様の供養をしていただければと思っております。

ところで、昨年、当市が自慢できる「日本の道百選」駒街道に新たな名所が加わりました。十和田市初の「現代美術館」ここでしか見ることのできない国内外の22の恒久設置作品が展示されております。その美術館で、当市でも活躍中の和田光弘氏(東京十和田会副会長)の写真展が「都市と記憶」と題して9月中旬から10月中旬まで開催されました。十和田市の過去の記憶を写真で紹介していただき、十和田市にとって大切な思い出の財産となっています。さらに、10月12日には第2回「月がとっても青いから全国カラオケ大会が、ことしも菅原都々子さをゲストにお迎えし、市民文化センターで盛大に開催されました。全国からカラオケフアンが集い、その歌声を披露していただきました。このような郷土出身の方々が当市においてもご活躍していただけることに感謝しております。

また、昨年の10月4日には待望の地元三本木農業高校を題材にした盲目の馬(コスモ)と馬術部女子校生との感動の実話「三本木農業高校、馬術部」が全国ロードショーとなりましたが、皆様見にいかれましたか。本も出版されておりますので是非ご覧になって、ふるさとを思いだしたて頂きたいと思います。

その他、いよいよ待望の新幹線が来年には開通予定です。十和田市は十和田湖、奥入瀬、八甲田、官庁街通りなど他の都市には類を見ない大自然があります。新幹線を利用し、そのチャンスを生かせるようなサービス・ブランド構築できるよう努力して行く所存です。

結びになりますが、東京十和田会の皆様の今年一年のご多幸と、益々のご活躍・ご健勝を心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。






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